小説1
□マフラーのりゆう
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「僕等は双子だったんだ。僕がお兄さんで性格が間逆の弟がいて…」
僕たち2人はサッカーが大好きで、いつもいっしょだった。
でも僕は他の人より体が弱い方で…
いつも試合の日にお腹が痛くなったりしてたんだ。
ある日、そんな僕を心配して弟がこんな事を教えてくれたんだ
「なぁ、兄ちゃん!」
「ん なぁに?」
「兄ちゃんがお腹痛いの、治し方わかったよ!!」
「え!?本当?」
「うん!」
そう言って弟は僕がお腹が痛くなる理由を教えてくれた。
「兄ちゃんがお腹痛くなるのは、体が冷えてるからなんだよ!」
「そうなの?」
「うん!お腹が冷えてると痛くなるんだって」
「へぇ…」
「だから、これでいつもあったかいように。やるよ。」
「わぁ…!ありがとう!」
そう言って弟がくれたのは…
自分がいつもしているマフラーだった。
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