飛べない天使
□第7話::二次試験会場
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「どうやら間に合ったようだな。」
ゴンのおかげでなんとかたどり着くことの出来た3人。
ヒソカに運ばれたレオリオは木の下に座り込んでいた。
「レオリオ!!!」
3人がかけつけると、レオリオの右頬は見事に腫れあがっていた。
「うむ、腕のキズ以外は無事のようだな。」
「みたいだね、無事で良かった!」
それにも関わらずきっぱりと言い切るクラピカと杏。
「てめえら…よく顔見ろ、顔を。」
「「あ、ホントだ…」」
なんとか杏の持っていた救急セットで手当てしたものの、レオリオの顔はさらにひどいことになっていた。
ガーゼは位置がずれ、何度も失敗して貼り重ねたテープでほとんど前が見えない。
「よし、これで完璧!」
「…どこがた!杏、オレに恨みでもあんのか!!」
「な、ないよ!ちょっと不器用なだけだもん。」
「どこがちょっとなんだ!」
「ま、まぁまぁ………」
散々もめた挙げ句、結局はクラピカが手当てをしなおすことでなんとか場はおさまった。
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