NoVeLs
□目指す夢(アスカガ甘?)
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アークエンジェル発進前日。アスランとカガリは互いを探していた。
「はぁっ、はぁっ‥あいつ、何処に居るんだよ…っ」
「はぁっ、カガリ…何処に居るんだ…っ?」
二人とも探しに出ているので、当然なかなか見付からない。
「これは…もう神様にも見放されたかもな…。アスランも会いたくないのかもしれないし…」
探すところを全て探し、行き着いた浜辺でカガリは諦めたように呟いた。
「会いたいよ…お願いだからアスランに会わせてくれよ…っ」
誰にかわからないが祈るように呟いた。すると…―
「見付けた…」
「…えっ‥?」
―ガバッ―
後ろから聞き慣れた声がして、振り返る間もなく抱き締められた。
「あ…アスラン?」
「カガリ…探したよ?何処にいたんだ?」
「お前こそっ‥何処にいたんだよ!私…会えないまままた離れちゃうかと思って…っ!」