□音のない森
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■音のない森5■

その時都筑を冷たい感覚が犯す

「あっ…‥ひぅっ‥つぁ…っみぃ」

「ふふ、秘書殿は心得ていらっしゃるんですね貴方を喜ばす事を」

「あっはっ…‥ぅっ…‥‥た‥巽っ…もぅ……でるっ…‥」

都筑にとってソレは初めての感覚で耐え難い物が有る

「駄目ですよ…‥貴方は…‥っ…‥…私のぅ‥‥名前を…‥」

邑輝もまた頂点近くまで登り上げていた

「ぅあっ…‥はぇっ‥‥むっ…‥ぁ‥きぃっ」

「都筑さん…‥ぅんっ」

都筑の中に熱い邑輝が流れ込み都筑は巽の口の中で達した

「ぁぁ……っぁ‥はぁっ…‥はぁ」

息を切らす耳元に邑輝は『抜きますよ』っと漏らす

「っつぁっ」

都筑から邑輝がもれる…‥

赤みを帯びたソコを巽が邑輝ごとすくった

「ぅわっ…‥ぁん……ぁっ」

ソレを観望して邑輝が苦笑する

「都筑さん‥‥まだ足りないんですか?」

深いキスを求める邑輝を無視して都筑は巽の上から退き
巽の頭を抱いて唱えた

「ごめん‥‥巽ぃ…ごめっ‥んぅ…‥つみぃ」

泣きじゃくり問いかけても彼は無言だった

「ばかですねぇ…‥術をかけているって言ったでしょう?」

邑輝は後ろからそっと都筑を包み込む

「…‥そうですねぇ…自分で秘書殿を感じでみたらどうです?
ひょっとしたら意識が戻るかも知れませんね…‥」

邑輝はそっと都筑の耳を舐める

「た…‥巽っ」

都筑は藁にもすがる気持ちで巽に馬乗りになる

彼の一部一部を確かめるように指先で触り時には頬を寄せ涙をこぼした

「貴方は綺麗すぎます…‥」

そうこぼした邑輝に答えるかのように都筑は上を向き涙を流し呟いた

「綺麗なのは巽だよ…‥」

そういうと都筑は巽を自分の中へと誘った

「くぅっ…‥ん」
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