話
□A・S・A・P
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■A.S.A.P.2■
「…何を言ってほしいんです?」
そうか、俺は言葉を待っている・・・・
気付いて‥・
…誰よりも早く‥‥
『貴方は私を必要とする?』
今すぐ言って欲しい・・・
俺だけの貴方で居て…‥
「・・・イキナリ何を言い出すかと思えば、貴方の頭はくだらない事ばかりですねぇ、少しは私を信用したらドウです?」
こうやって自分のセンチなところを人に去らして
貴方を惹きつける
「…訂正します、
貴方が口が効けなくなったら私は
貴方の声に恋焦がれ、貴方の耳が聞こえなくなったら
私の喉が使えなくなるぐらい貴方の名前を呼び続けるでしょう・・・・
死んでしまったら、
私は狂ってしまう・・・その時は・・
・・私も連れて行ってください」
夕日が沈んで薄暗くなった部屋に膝を着いて
棒立ちになっている俺の左手にキスをする
「・・・そんな事
言わないで・・・
都筑さん」
巽に哀願されて俺がおろかだった事に気付く、俺は子供だ・・・
膝まづいた巽に抱きつき俺は許しを請う
「ごめんなさい・・・・有難う・・・巽」
俺
好きなんだよ…
‥…‥巽のこと
‥…━end━…‥