話
□sweet apple
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◆sweet apple 2◆
『ゴホン』
存在が薄れていた課長が話を切り出す
「まぁそう言う訳だ…内容は
『神代林檎・女性』
の魂回収だ。
たのんだぞ都筑、黒崎君。』
「ちぇ〜」
都筑は不満そうにいった
「都筑、終わったら家によれ何か出してやろう」
「え!本当?朝まで飲み明かしましょうよw勿論課長持ちで♪」
少しの間巽が二人をにらんでいたのは言うまでもない。
(…私が餌漬けしようとしてたのに)
密が変な空間から逃げ出すため都筑の首を掴み
「失礼しました!」
と都筑を引きずり会議室を後にした
会議室では巽と課長は二人の前で見せなかった深刻な表情で
「っ本当に大丈夫なんでしょうね!?」
巽が仮にも課長に対して大声を張り上げる
「…‥」
課長は押し黙ったままだ
「…いくら上の命令でも、担当まで指定してくるとは…」
信じられない感じで巽は首を右斜め下に落とした
「…今回で都筑の精神面が強くなれば良いのだが…‥」
「あのコンビには辛い仕事ですよ…‥特に今回は」
二人して深いため息をこぼした。