□sweet apple
2ページ/6ページ

◆sweet apple 2◆

『ゴホン』

存在が薄れていた課長が話を切り出す

「まぁそう言う訳だ…内容は
『神代林檎・女性』
の魂回収だ。
たのんだぞ都筑、黒崎君。』

「ちぇ〜」

都筑は不満そうにいった

「都筑、終わったら家によれ何か出してやろう」

「え!本当?朝まで飲み明かしましょうよw勿論課長持ちで♪」

少しの間巽が二人をにらんでいたのは言うまでもない。
(…私が餌漬けしようとしてたのに)
密が変な空間から逃げ出すため都筑の首を掴み

「失礼しました!」

と都筑を引きずり会議室を後にした


会議室では巽と課長は二人の前で見せなかった深刻な表情で

「っ本当に大丈夫なんでしょうね!?」

巽が仮にも課長に対して大声を張り上げる

「…‥」

課長は押し黙ったままだ

「…いくら上の命令でも、担当まで指定してくるとは…」

信じられない感じで巽は首を右斜め下に落とした

「…今回で都筑の精神面が強くなれば良いのだが…‥」

「あのコンビには辛い仕事ですよ…‥特に今回は」

二人して深いため息をこぼした。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ