11/07の日記

23:57
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※前回の続き



『もし生まれた時、親に捨てられたらどうしますか?』

『親を恨む?それとも自分の運命だと決めるつける?』

『俺なら、産んでくれたことに感謝するだろう。』


最後に現れた青年は言いました。


『お前は、死にたいほど親を憎んだ事があるか?

殺したいほど他の人間が邪魔だと言うか?

お前に、死んで欲しいと思っている人間が居るか?

そりゃ、何もしていないお前をいじめる奴らはどうしようも無いガキだ。けれど、それから逃げようっていう甘い考えを持つお前はもっとガキだ。


世界には、お前より苦しい思いをしながらも生きている奴がたくさんいる。

性別も、性格も、年齢も関係無ぇ。

もしもお前が、人間じゃない別の生物だと知ったらどうする?
世界からいらない存在だと言われて、殺されそうになったらどうする?

仲間が自分の為に死んでしまったらどうする!?』

『僕は………。』

『死にたい………か?答えは俺に言うなよ。』


そう言って彼は消えてしまいました。

男の子の決意は、決まっていました。


『意志は固まったか?』


一番最初に現れた銀髪の男が再び現れました。彼は男の子のベッドに腰掛け、問います。


『決まったよ。僕の意志は…………』





「……………あれ、寝ちまったか。

しっかり生きろよ一護。お前にはまだこれからがあるんだからな。」


一心は小さく呟くと、寝室を後にした。



――――――――――――――


この文は正直言えば、白山自身に言いたかったものです。

私はまだ自分に甘いと思います。逃げたいと思った事は沢山あります。
でもこういう国に住んでいる限りは、自分より苦しい思いをしながら生きている人々がたくさんいると考えています。自分ばかりがしんどい訳じゃないと自らを律していきたいです。



白山

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