僕記憶

□一輪ノ蘭ノ幻
4ページ/13ページ



―ボンゴレ基地。


―バタンッ!!

基地内でいきなり物が倒れたような音が響いた。

…いや、倒れたのだ。


「―…クローム?!」

周りの目線がある一人の少女に向かい、とどめきわたっていた。

茶髪の少年が彼女に近寄るが、苦しさに顔を歪めたまま目をつむっていた。


その時、少女は荒い息づきで弱々しく言ったのだ。














「――骸…様…」



その瞬間…―彼女の腹はしぼんでいった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ