僕記憶

□夢結晶
1ページ/25ページ


―ヴヴヴヴヴヴ…


純白の世界がひろがる。

先に進んでも進んでないかのように、

時が止まっているかのように、

何も変わらない。


そんな―雪景色。

身を風景と同色の冷たいものが凍えさせる。

そして視界を曇らし先を捲らす。

左右に手をかきながら進もうとするが…。


すると、ぴたりと動きが止まった。


―此処は、一体何処なのか。


突然浮かび出した疑問に、

僕の心は独り、

不安な想に溺れていった。


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ