僕記憶

□紙飛行機
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―何回神様に手紙を書いたのだろう…

―数えきれないほど…毎日、何枚も、

―君を想っては書き綴っていた。


―そしてソレを飛行機型に折り、空に飛ばすんだ。

―届くはずのない、君に繋がる大空へ。


―しかし結局全然飛ばず地に落ちてしまう…


―毎日それの繰り返し。

―君が来てくれるまで繰り返す。

―そして君が来てくれた時、それは、

―この飛行機が伝えてくれたんだ、

―途中で落ちてしまったけれど…

―想いは飛んでいったんだ、

―何日も掛けて。


―そう信じていた。


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