僕記憶
□恋歌
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「まあ、白蘭様は殺さないでとっておくタイプですから…大丈夫でありますが…」
―暗い暗い闇の中。
「…まあ、そうですよね。」
―小さな小さな声がした。
「でもそれは…
―貴方の場合だけ。」
―誰にも聞こえぬ小さな声で。
「僕ですか?!何故、僕?!」
―二人は内緒の話をする。
「…?何言ってるんですか?
知ってるでしょうに。」
―一人は悩みを抱えていて。
「…?分かりませんが…」
―二人は助けるキューピット。
「クフフ…だから、
―白蘭は貴方の事が好きなのですよ。」
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