僕記憶
□似た者<国>同士
2ページ/31ページ
―――…
今日は、英さんのお宅に訪問しに来ました。
しかし悪天候の雨、
昼だというのに曇天が覆い被さっていた。
『嫌な天気ですね…』
街全体が薄暗く霧に包まれ、
ロンドン塔を照らす光も霧に呑まれ薄暗く照らされていた。
そんな、窓から見るその景色はまるで―
「どうしろって…」
今の英さんの心を映しているようで。
薄暗く、哀しいような。
『晴れてくれれば…英さんの気分が少しでも…』
そう考えていると此方まで暗くなってしまいそう。
.
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ