Normal小説

□アスランの軍服 (アスカガ)
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「いいじゃん!!一回くらい!!アスラン!!」

カガリは大声で叫んだ。

「ダメだって!何度言ったら分かるんだ!?」

アスランもカガリに負けず劣らずに叫んだ。

二人はある物を引っ張りながらケンカをしている・・・

そのある物とは・・・?





「貸せって!!アスランの軍服!!」

「駄目だ!!これは!!お前にはでかいから!!」
「でかくてもいいから!!着てみたい!!」

カガリはアスランの軍服を抱き締めながら言った。

「俺のじゃなくてキラの軍服借りれよ!!」

「アスランのじゃないと意味がないから嫌だ!!」

「・・・えっ///」

アスランはカガリの言葉に反応して思わず軍服から手を離した。

「アスランの軍服が着たいんだ!!」
カガリはアスランが手を離した空きに軍服を奪い取った。

「なんで・・・俺の軍服がそんなに・・・?」

アスランは首を傾げる。カガリは頬をほんのり赤く染めながら呟く。

「アスランの軍服・・・アスランの香りがして落ち着くんだ・・・」

「カガリ・・・///」

アスランはカガリの言葉に驚いたが、次の瞬間その顔は笑みに満ちていた。

「・・・?アスラン?」

カガリがアスランを呼ぶとアスランはカガリに近づいた。

カガリは、アスランに抱き締められた。

「あっ、アスラン!?」

カガリは琥珀色の瞳を見開いた。

「俺も安心する。カガリを抱き締めているときが・・・」

「・・・アスラン」

―アスランの香りがする。
 私が一番素直になれる場所・・

「・・・でもさ、カガリ」

アスランはカガリを見下ろしながらいたずらっぽく微笑んだ。

「頼むから、あんまり可愛い事言うなよ?」

「えっ・・・?」

「カガリの事食べたくなるだろ?」

アスランはそう言ってカガリの細い首筋に紅い印を付けた。

「ちょっ!!アスラン!?」

「カガリが可愛い事言うのが悪いんだよ?」

アスランはにこっと笑ってカガリが持っていた軍服を両手首に結んだ。

「えっιアスラン?」

カガリは縛られた手首を眺め、アスランを見上げる。
「一回やって見たかったんだ♪こういうの」

アスランはカガリを自分のベットに押し倒して彼女の衣服に手を掛ける。

「アスランのバカ!!」

カガリはいつも以上に顔を赤くしてアスランに言った。

「なんとでも♪」

アスランはついばむようなキスをした。そして耳元で囁いた。




―愛してる…。




その夜、カガリはアスランとその香りに包まれて眠りに落ちた…。


ーENDー
 

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