さん

□裂華
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与えられたモノが
痛みならば
耐えられたのに

寂しさならば
我慢出来たのに

ただ ただ貴方の
貴方の優しさだけが
焼け付く様に
焦げ付く様に
痛くて 痛くて
…ただ泣きたく
なってしまうから

実を咲かす様に
身を裂かす様に

真っ白な雪の上に
裂いてしまった
私の醜い朱い華を
どうか視ないで

お願い

真っ白な純白を
貴方を汚してしまう
朱い 朱い私を
どうか壊して



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