さん

□I love you
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怯える舌先で
何度だって呟いた
アイラブユー

永遠なんて
存在しないと
知ってしまったから
何度だって
泣いて叫んで縋った
この無様な肢体は
貴方無しでは
生きられない

赤でも白でも
何だって良い
貴方色に染まって
しまえたらと
震える指先で
自らを慰めては
記憶の中の
優しい貴方を
汚してしまう

アイラブユー
アイラブユー

声はいつだって
貴方に届かない




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