青春の恋心

□09*募る想い
2ページ/4ページ



あの放課後以来、

エリンをまともに見れなくなってしまった


エリンは泣いて、俺を心配そうな瞳で見つめていた



「どうしたものか、」



よくわからなくなって、イライラした


「おーい、生徒会長さん」


「なんだ…」



「うわっ、何その怖い顔…」



「………」



「あ、そうだ、さっき廊下でエリンちゃんにすれ違ったぜ」



「そうか」


「トムラって奴と二人でいたけど」



「そうか」


カイルは不思議そうにイアルを見る


「…なんだ」



「なんだ、って…嫌じゃないのかよ?」



「何故?」


「好きだから」


「誰がそんなこと言った」



イアルはカイルを睨み付けた




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ