銀魂

□世にも奇妙でない物語
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「銀ちゃん、最近この家なにかに取り憑かれてるかもしれないアル」

「は、はぁ!?ななななに馬鹿なこと言っちゃってんの神楽ちゃんんん!!!何?この家に俺ら以外に誰かいるっての?そんな馬鹿なことが…」

「最近、夜中に目が覚めると銀ちゃんの部屋の方から女のすすり泣きみたいなのが聞こえるネ」

「おおお俺の部屋ァァァ!!?」

「すすり泣きっていうか、苦しんでるみたいな声だったアルな。時々小さく悲鳴みたいのも聞こえるヨ」

「き、気のせいだろ?だだだいたい、俺はそんな声一度も…」

「だったら新八にも聞いてみてヨ」

「新八に?」

「あの声、不思議と新八が泊まってる日にばっかり聞こえるネ。だから新八も聞いたことあるかも」

「…………」

「銀ちゃん?」

「……えー、つまり新八が泊まった夜に、俺の部屋の方から泣き声みたいなのが聞こえるんだな?」

「うん」

「女みたいな?」

「そう」

「……わかった。その件に関しては陰陽師やってるマブダチに相談しとくわ」

「陰陽師とマブダチアルか!?カッケーアル!」

「まぁな。だからお前、明日から」

「明日から?」







「耳栓して寝ろ」







つまりアレ。

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