銀魂
□拍手銀新2
1ページ/1ページ
「わ、なんですかねあの人混み」
「あー、なんかこのへんで祭りやるとかいってたっけ」
「へぇー。それにしてもすごい人ですねー…」
「ん、」
「はい?」
「手」
「手って…なんで差し出してんですか」
「繋いどかねーと迷子になんだろ」
「な、なるわけないでしょ!いくつだと思ってんですか!」
「いやいや、俺が迷子になったらどーすんだよ」
「…は?」
「この歳で迷子のアナウンスとかされてみろ、恥ずかしいだろーが。『白い着流しをお召しになった坂田銀時くんが迷子になっておられます。お心当たりのある志村新八さまは…』」
「なんだよお心当たりの志村新八さまって!ピンポイントじゃねーか!…あーもー、わかりましたよ!ほら!」
ぐいっ
「おっ」
「さっさと行きますよ!」
「おー、あんがとよ」
「し、仕方なくですからね。迷子になったら困りますから」
「はいはい」
「…まったく」
(普通に繋ぎたいっていえばいいのに!)