銀魂

□朝靄にみる一筋の光
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スッと襖を開けて、心配そうに少年が近づいて来る。
「大丈夫ですか銀さん?…ちょっと顔色悪いですよ?」

目の悪いそいつは、俺の傍でしゃがんでじっと顔を覗き込む。…情けねぇ顔してねぇだろうな、俺。


「新八…なんか、いつもより来んの早くねぇか?どした?」
大丈夫かという質問には答えず、とりあえず自分の疑問をぶつけてみた。 何故よりによってこんな時に。



「あ、えと…何でだかわかんないんですけど、やたらと早く目が覚めちゃって…えっとそれだけじゃなくってですね…」

怒んないで下さいね?

なんて殺人的な上目遣いで言われたら、怒るもんも怒れないじゃん。
いや別に怒んないけどさ。

「…泣いてる気がした」


ぎんさんが。


少しためらった後、新八がそうつぶやいた。


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