501Licht
□秘密な?デート(SS光)
1ページ/4ページ
〈今日はリダと秘密のデート!〉
…そう思うだけでジョンミンは嬉しくて仕方がなかった。〈それも、大っぴらに出来る!〉
本国だと無理だけど今日は日本…知ってる人は少ないから手を繋いで歩けるかも…顔がにやけるのを止められない。
リダが出演した花男のイベントでミニコンサートをする為日本に来たのだ。マネージャーの粋な計らいで1日前に来てオフを貰えた。他のメンバーに悟られずにリダと出かける約束もとりつけれた。
<これを喜ばずに何を喜ぶんだ!そうだろ俺!>
ホテルの近くの公園で待ち合わせをしている。あと数分で来るはず…
にやけ具合もMAXだ。ジョンミンは軽く顔を叩く。リダが不信がらないように普段通りにしないと不味い。
<あっ、来た!>
リダがジョンミンに気付きまっすぐに近づいてきた。その格好よさに気絶しそうな喜びを覚えるジョンミン…。
<今日は独り占め!マネージャーグッジョブ!>
「あれ?ジョンミンだけ?他の奴らは?」
そう、リダには2人きりとは言ってない。ジョンミンは今が一番の正念場だと気を引き締めた。
「何だかさー、あいつらと行きたい場所が違うみたいで別行動になっちゃったんだよー。」
「ふ〜ん…。」
<…頼む!このまま出掛けるようにいってくれ〜!>
平静を装いながらも心の中で必死に土下座をしている。リダが考え込む仕草をしだした。
<ヤバい?ばれた?>
「今日は何処に行く?」
「観光船で湾岸観光?で、中華街に行ってメシ喰おうかと思ってたんだけど…」
「OK!そうしよう。」
<…やった〜〜!デートだぁ>
リダの返事を聞いた瞬間心の中は万歳に変わった。気が変わらないうちにと、リダを急かす。
「ヒョン、船の時間が直ぐだから早く行こう!」
そう言いながら、さり気なくリダの手を引っ張る。
<よし!俺!手も繋いだ!>