パラレル駄文

□2.彼女の正体
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ラクスがコンピュータクラブに入部して一週間がたった。
その間ラクスはアスランに基本的なパソコンの使い方などを教えてもらったり、キラやカガリがプログラムやロボットを作成しているところを見学したりしていた。
ラクスはしきりに、「素晴らしいですわ。わたくしには何が何だか」と二人やアスランに感心していた。
そんなラクスに双子はまんざらでもない様子で、それにはアスランも安堵しているところだ。
一週間前、初対面のラクスを勧誘し、二人に紹介した時、キラとカガリの反応は双子ながら全く逆のものだった。
キラは嬉々としていたのに対してカガリは複雑そうな顔をしていた。
三人が仲良くやっているのは良いことだったが、ラクスが入部してからと言うもの、ちょっとした問題も発生していた。
それはラクス目当ての野次馬である。
部室の前をやたらウロウロしたりする者はまだマシで、部室の前でボソボソと話をする者やドアを少しあけて覗き見する達等、皆どうにかしてラクスと話す機会を伺っているようだった。
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