パラレル駄文

□5.親友
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ラクスがその日の授業を終え部室へ行くと、思いがけずキラが先に部室にいた。
というより部室の机に突っ伏して寝ていた。
普段はキラが一番に来ることは余りなく、ラクスかアスラン、カガリが一番始めに来ることが多いのだ。
ラクスが部室に入って来た音で半分だけ覚醒した様子のキラ。
「…ん〜、…あ、ラクス?」
「すみません。起こしてしまいましたか?」
「ううん。もうそんな時間なんだ?」
そう言うキラはまだ眠そうに目をこすっている。
「いつからいらっしゃるのですか?」
「えーっと、お昼ご飯食べてから、かな?」
「今4限の授業が終わったところなので、約3時間寝ていらっしゃったのですね。授業は…」
「サボリ」
とキラは悪びれた様子もなくそう言った。
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