パラレル駄文

□2.彼女の正体
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それと言うのも、授業の時、アスランとキラはラクスと同じ政治学専攻であるため、同じ授業をとっていることが多々ある。そんな時、アスラン達はラクスの隣に座るため他の男達はラクスに話しかけることができないのだ。
もちろんアスランとキラはそんな連中からの痛い視線を気にしていない。
そんなわけで、野次馬達は「隙あらば!」とチャンスを伺っているのだ。

この一週間そんな状態が続いていた。
ある時アスランはふと思った。「ラクスの魅力はどこからくるのか」と。
『外見の魅力ではない、ラクスの、花を思わせる明るさはどこからくるのか』
(そもそもラクスの住んでるところは?家族は?)
と、アスランはラクスのことを何も知らないことに気付いた。
それと同時にラクスのことをもっと知りたい、とも思った。
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