パラレル駄文

□5.親友
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確かに大学では出欠をとらない授業や、ノートを後で借りれる内容の授業ならばはっきり言って授業に出なくても大丈夫だろう。

あくびをしながら『昨日寝るの遅くてさ〜』と言っているキラにラクスがもじもじと少し言いずらそうにきりだした。
「あの、キラ?少しお聞きしたいことがあるのですが…」
そんなラクスの様子にキラは(こんなに可愛いかったらアスランが好きになるのもわかるなぁ)とのんきに考えるのと同時に、ラクスが『聞きたいこと』の内容もなんとなく思いついていた。
が、「うん?何?」とわざとわからないフリをした。
「アスランのことなのですが…。その、最近悩んでおられるようなのですが、キラなら何か知っておられるかと思いまして」
『わたくしには話してくださらなかったので』とラクスは俯き加減でそう言った。
(やっぱりね)とキラは思った。
しかし『残念ながら僕もアスランが何で悩んでるのか知らないんだよね』とごまかした。
この場合、その方がアスランの為だと思ったから。
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