八意思兼命 −オモイカネ−



 常世生まれの知恵の神。高御産巣日神(たかみむすびのかみ)の子。天照大御神の参謀として高原宮に仕える。銀髪を短く切り揃えていて、瞳は明るい春の空のような青。アーモンドのような綺麗な形の目をしているが、常に眠たそうで若干ぼうっとしているためウズメに言わせればアーモンドというよりピーナッツ。せっかくのはっきりとした二重も半分くらいしか魅力を発揮していない残念なことになっている。左頬には赤くて細い花びらが三枚並んだような形をした呪印がある。

 テンションが低くて草食系どころか無気力系。眠そうにしているため何を考えてるのかわからないが、普段はたいてい何も考えていない。用心深くて優柔不断なこともあるが、白黒はっきりつけたい一面もある。ひとたび思い悩むととことん思いつめてしまう、ある意味一直線な性格である。

 かなり大食いな上、どれだけ酒を飲ませても一切酔うことがないためアマテラスいわく「あいつは燃費が悪い」。

※思金命とも。また「八意」がつかず単に思兼命、あるいは「八意」の前に「天」の字がつくこともある



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