天布刀玉命−フトダマ−



 常世生まれの祭祀の神。高御産巣日神の子で、オモイカネの兄弟。明るく透き通ったような翡翠色の瞳をしていて、髪は黒に近いがよくみると青みを帯びている。目は細め。耳や目元に髪がかかるのが好きではないため短く整えている。背は高いがひょろっとしているため威圧感はあまりない。

 寡黙な青年で、たいてい低く抑えたような声で話す。少しノイズを含んだ声で、音域は低いが太くはない。そのくせ足音はかなり大きく、どたばたというよりどかどかと音を響かせるので、どこにいても存在感がある。ウズメとフトダマ、足音がうるさいのはどちらか、という問いについてアマテラスにいわせれば、『ウズメは瞬間的、フトダマは常時』。

 他人にあまり干渉しないが意外に人のことをよく見ている。ただし常世の特殊な体質をもつオモイカネの目付役のため、彼のことになると厳しい。



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