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□いつものパターン...(デュラララ 臨也、静雄)
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今日は日曜日。学校も休みでゆっくり過ごせる。そして、今日は1ヶ月前から発売を楽しみにしているゲームの発売日でもあるのだ!

「ん〜。久しぶりのお出かけだよ〜」

空に手を伸ばし大きく背伸びをする。

でも...さっきから通行人たちの視線が痛い。それはきっと私の後ろをついてくる
平和島静雄のせいだといえるだろう。
目立つバーテンンの服装に目つきの悪い顔。
どっからどう見ても怪しい男にしかみえない。
...まぁ、顔はそんなに悪くないけど。

「おい、佳乃。どこにいくんだ」

「この方向からして分からないの?目指すはアニメイト本店だよ」

私は嬉しさのあまり軽く跳びはねる。

「メンドクセェな」

「静雄〜聞こえてるよ〜」

「ちっ、この地獄耳め」

「静雄〜お前殺されたいの〜?」

片方の拳を思いっきり握り上にあげる。

「上等だ〜」

静雄もそこらへんにあった標識を抜き取り構えた。

「てめぇ、私に勝てると思ってるの?」

「はん、今日は前みたいならねぇよ」

「はっ、いい度胸だな。また土下座させてやんよ!!」

私は拳に思いっきり力をこめて殴りかかったがそれは誰かの手によって阻止されてしまったのだ。

「チッ、臨也。邪魔すんなよ」

「まぁまぁ。佳乃ちゃん。そんなにカリカリしないの」

「だまれ!お前も前みたいにしてやろうか?」

前のことを思い出したのか相当いやな顔をした。そんなにひどいことをした覚えはない。

「い〜ざ〜や〜!お前なんでここにいるんだ〜」

静雄の大声が煩くてイライラしてきた。

「やぁ。久しぶり」

それに爽やかにかわす臨也にもイライラしてきた。

私の隣では、暴れる静雄にそれを避ける臨也。あ〜うるさい。せっかくの休日がつぶれていく。

プツン

そのときだった。私の中で何かが切れた。

「...さい!」

「「ん?」」

「うるさいんじゃ〜!さっきからイライラさせやがってこのピーーーーーー野朗」

その一言で池袋じゅうの人々がだまり、顔が青く変わっていくだろう。

そのあと二人は彼女の顔を見るだけで遠ざけるという現象が数日続いたらしい。

→あとがき
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