☆山獄小説☆

□キライとスキを天秤に。(ver.山)
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獄寺の事を好きになって十数ヶ月。


獄寺と付き合って数ヶ月。














あいつの実はすごく優しいところが、大好き。


あいつのツナに特に優しいところが、ちょっと嫌い。










あいつの強いところが、大好き。


あいつの自分を大切にしないところが、どうしても嫌い。










あいつの猪突猛進な姿が、好き。


あいつの1人で全部背負い込むところが、やっぱり嫌い。











あいつからたまに来るメールが、好き。


あいつが俺とのメールを大して特別に思ってないことが、ほんと少しだけ嫌い。
















あいつの好きなところが心のどこかで嫌いで、
あいつのほんの少し嫌いなところが好き。



そうすると、もしその2つを天秤にかけたなら、
俺の持つ天秤は、獄寺を好きになった瞬間に
完全無欠、最強無敵になったから!!!



………………………だからっ!



















もちろん、俺の天秤は「スキ」に傾くのなっ☆



― Fin ―


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