☆山獄小説☆
□この有り余る愛を君に
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あたたかで心地いい陽気。
爽やかな風が吹き抜ける部屋。
俺は全身で春を感じながら、もう1つの「青い春」ってやつに浸ってた。
ある日曜日。
俺と獄寺は獄寺ん家でゆったりくつろいでた。
毎週日曜日に獄寺ん家に来るのはいつもの事で、
今日も別に何をするわけでもなく過ごす。
獄寺はベッドを背もたれにして「月刊世界の謎と不思議」を熟読中。
一方俺は、ベッドにうつ伏せで寝っ転がりながら、獄寺を観察中。
「なっ!!来月の特集はツチノコっ!!?ちくしょーまだ来月まで20日以上ある……………(ぶつぶつ)」
獄寺ってなんでもかんでも物理的に考える派なのに、こういう不思議系が好きなんだよなぁ。
このギャップがかわいいよな♪
しかもうつ伏せで寝てると、獄寺の頭が至近距離で見れる上に
頭からシャンプーのすげぇいい匂いがするのな。
まつ毛長いし、髪さらさらだし、肌白いし。
いい所をあげろって言われたら、きっと無限にでてくる。
それくらい、獄寺のことが大好き!!!
こんな可愛い彼女(?)を持てた俺って、ほんと幸せ者なのなぁ。
獄寺にはちゃんと『一緒にいてくれてありがとう』って、
『俺獄寺の事大好きだよー』って、常に知ってて欲しいっ!!
だって俺の中には、獄寺への愛がたーっくさんつまってるのなっ!!!
でも獄寺ってそーいう事いっても『バカじゃねーの?(笑)』って笑いそう(汗)
いつも「好きなのなー!!」って言っても、いまいち伝わってる気がしないし。
そんじゃあ……………
「…なぁ獄寺ぁ。」
「………あ?…何だよ?」
「愛してるっ(キラキラっ)」
『好き』でダメなら『愛してる』で伝わるかな?
やっぱり『好き』よりも『愛してる』の方が愛が大きい気がするしっ。
……さすがにいきなりはきつい?(汗)