☆山獄小説☆

□『恋は盲目』って本当?
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『恋は盲目』。

みんなも一度は聞いた事があると思う。

意味は、「恋愛は理性を失わせ、分別をなくさせる。」なんだって。

つまり好きになった人の欠点は見えなくなるって事。


これが今日の授業にでてきたんだ。





その時俺の頭に瞬間的によぎったのは、今目の前にいるバカップルだ。


「あ、獄寺、口もとにパンかすついてる。」


『ひょいっ。…ぱくっ!』


「なっ!!てめぇ何しやがるっ!!?///」


「これくらいで真っ赤になんなよ獄寺ぁ、今日も可愛いのなっ☆」


「かっ、可愛いくねぇっ!!///」



はー、相変わらずのいちゃつきぶり(汗)ていうか軽く俺の存在忘れられてるよね、これ。

一応俺が獄寺君にお昼誘われて、そしたら山本が『俺もなのな〜』って感じだったよね?
まぁ屋上でこの三人でお昼食べるのはいつもの事だけどさ。
仮にも誘われた俺が無視ってどういう事なんだろ。

もう俺自分で自分がわからなくなりそう。








いや、別にだからといってこの空気に巻き込まれるのは死ぬ気でごめんだけど。





大分話がそれたけど、要は本当に恋をすると盲目になるのかって事なんだ。

俺が今日授業を受けてて、ふと思った事。









まぁ言わずとも山本はそうだと思うんだけど。


いや、別に獄寺君がダメだとかそーいう話じゃなくて。

そりゃあ獄寺君はハーフだから普通に綺麗だと思うし、スタイルだっていいし、頭もすごくいいし。

そこは、俺もすごいなって思うけど。












やっぱり獄寺君………どうしても怖いよ(汗)

俺には笑顔向けてくれてるけど、普段の眉間にしわよせてるのとか、喧嘩口調とか、
常にダイナマイト持ってる事とかその他もろもろ。




獄寺君には……悪いけど、俺獄寺君のいい所を悪い所っていうか怖い所以上にあげられる自信ないよ。


ほんとごめんなさい(汗)



それでも俺の大事な親友だから、うん。
そこだけは確かだから、安心してね獄寺君。
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