☆過去拍手文☆

□拍手文7−獄寺HAPPY BIRTHDAY−
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とある部屋に座るいつもの4人。


もちろん獄寺の隣には山本が、一護の隣には日番谷が座っている。

今日は9月9日、つまり獄寺隼人の誕生日である。




こういった祝いごとが大好きな黒崎一護は、まっさきにみんなで祝おうと言いだした。
日番谷はそんな一護をかわいいと思いつつ、様子をうかがうように山本を見た。

少なからず日番谷の脳裏には、
「山本は二人きりで誕生日を過ごしたいのでは?」
という考えがあったのだ。

だが、その心配も杞憂となった。

山本は「なんだよーっ、俺が言おうと思ってたのにさっ。」と、
そんなコトなど全く気にしていない風だった。

日番谷は余計な心配だったかと思いなおし、
恋人の意見に静かな微笑みで肯定の意を示した。

その一連の流れに、
獄寺はただ戸惑うようなしぐさを見せながら、
誰にも気づかれぬほどの小さな笑みをうかべた。


そんな話があった昨日。
誕生日を迎えた獄寺を、3人は盛大に祝った。

一護は本人よりも嬉しそうにしながら、
獄寺に楽しそうに話しかける。
日番谷は腕組みをしながら、
その話に耳を傾けていた。

山本と言えば、別段何をする訳でもなく、
一護の話に時々口をはさんでは、
ただにこにこと獄寺のコトを見つめていた。

獄寺はその視線に気をとられつつも、一護の話を聞き、
どことなく照れ臭そうでもあった。
山本の優しくあたたかな視線が
いたたまれないようで、時々その目をにらんでは、
目が合うとさらに気恥ずかしくなりまたそらすのであった。
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