世界観補足

□H.moon(half moon)
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環境
国土の半分以上が砂漠で、残りは人間が住む地域と魔獣が潜む地域が点在している。

ちなみに人間や魔獣のいる場所はオアシスの様になっており、昼と夜の温度差や日差しの強さ等が違い、明らかに砂漠との境界を感じることができる。(何か結界の様なものに守られている)

場所によってこのオアシスの様な地域の広さは異なるが、この地域が増えることはなく現在ある場所をどうにか調節して人々は生活している。

地域内は基本的に温暖で、場所によって多少差があるが、雪が降るほど寒い場所は存在しない。

このオアシスの様な場所は放置しておくと密林地帯になる。

最もこの範囲が広い場所が首都ムディラとなっている。

月が2つあり、片方が神々の住む国だと崇められている。魔力を持たない者がこの月の光を浴びると心身共に異常をきたして早死にしてしまう。

逆に魔力を持つ者には魔力の回復、底上げの効果がある。




この国、デゼルトは月の神々の言葉を聞くという月代王(げったいおう)が治めており、その王に仕え魔法を使える者達が神官と呼ばれ、首都にある月白宮(げっぱきゅう)で働いている。

そしてこの王や神官達は神々が住むという月を信仰しており、その信仰に基づき国を治めている。

魔法が使えるのに月白宮に属さない者達は魔法使いと呼ばれ、邪悪な存在として扱われ神官達と対立している。

一定以上の魔力を持っている者は月白宮で神官見習いとして魔法を学ぶが、5年経っても神官になれなかった場合は国の唯一の人殺し部隊に入れられ、強制的に戦場へと行かされることになる。(魔力の使い方、魔法は月白宮内でのみ扱われる秘密の技とされている)


ちなみに“国”とは言っているがムディラを中心に広がる広大な砂漠は終わりがなく、他の国というものの存在は確認されていない。

だがごく稀に他の国からの使者だという者がムディラを訪ねて来ることがある。

その使者達の話ではあちら側から、砂漠の世界であるこちら側の世界(国)に入ってこれるのはほとんど奇跡に近いという。

そしてその外の世界では魔法は存在せず、その力を求めて色々な国がムディラへの道を探しているらしい。

あくまで使者の話から得られる情報ばかりなので真偽は分からないが、代々の月代王達はそういった使者達を貴重な客人としてもてなしている。

この事は主に月白宮で働く人間にしか知らされておらず、一般国民はこの世界が全てだと思っている。
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