Dear....
□誰が一番?
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「……もう、あんたらなんか死んでしまえ」
「そんな、簡単に死ぬなんて言うなよ!」
「……!」
「みんなみんな生きているんだ。友達なんだからさ…!」
「お、大石…!!」
「…そうだよね、大石くん。ミミズだってオカラだってアメンボだって生きてるんだよね」
「オケラだ」
「………うん、ごめん。オケラ。」
「ははは、いいさ。
生きているんだから、間違いくらいはあるよ」
「大石くん…どっかの誰かと違って優しい…!!」
「というより、お前に与える優しさは無いに等しい。」
「そこの老け顔。さっさと本当の年齢明かしたら?」
「俺は15だ。」
「…見えねぇよ」
「お兄ちゃ〜ん!」
「あ、女の子!」
「妹子!どうしたんだ?」
「………妹子?」
「あぁ、妹さ。」
「…大石くんが、秀一郎でよかったって激しく思った」
「それには同感。」
「全くだ。」
「お兄ちゃん、あのね。お母さんが、お兄ちゃんと妹子はずっと一緒にいられないって言ったの。でもね、妹子は宇宙一お兄ちゃんがだぁいすきだから、お兄ちゃんとずっと一緒にいたいの。それなのにね、お母さんはいられないって……」
「え、なんかちょっとオチが読めるんだけど」
「それにも同感。」
「全くだ。」
「そんなことは無いさ。俺も、妹子が誰よりも、何よりも好きだから、きっと、ずっと一緒にいられるよ」
「本当!?」
「ああ、本当だよ」
「やったぁ!お兄ちゃん、だぁいすき!」
「俺も、妹子が一番さ」
「えへへ」
「ははっ」
「……………」
Q.Who is the best,his partner?
A.His best pertner is his yonger sister?
Q.……Don't ask me.
end.