小説
□文乃編
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文乃「巧!そろそろ私の告白の返事をしてよ」
巧「ああ、実はちょうど今話そうしてたところなんだ。文乃…俺は文乃のことは好きだけど希や千世の方がもっと好きなんだ」
文乃「えっ…それって」
巧「俺はお前とは付き合えない…でも幼なじみとして迷い猫同好会の仲間として仲良くしような。じゃあ」
文乃「ちょ、ちょっと…待ちなさいよ!」
巧を引き止めようと手を出した瞬間、周りの景色が変わる。
今、自分がいるのは自分の部屋…ベットの上にいる。
そこでさっきまでの出来事は夢であることに気づく。
文乃(嫌な夢…)
先程までの夢に嫌悪感を抱きながらも文乃は夢であったことにホッとしていた。