君の
□プロローグ
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××
「なぁ!!お前が同室のヤツか!?」
目の前に居るオタクルック基この学園の転入生・穂積真幸(ほずみ まさき)。
転入早々生徒会に気に入られ、あらゆる人気者達を落としていったという王道野郎は、よりにもよって
平凡な俺の同室者らしい。
「俺のことは真幸って呼べよな!!でっ、お前の名前は?」
命令口調とか何様ですか?
つーか部屋の入り口のネームプレートが見えなかったの?その分厚いビン底眼鏡は何の為のものですか?
「…ははっ…城崎傑(しろさき すぐる)です。」
なーんて事はヤツの後ろに居る不良の睨みでいえなかったけどね☆
へたれ?チキン野郎?どうとでも言うがいいさ。
俺は善良な小市民なんです。
誰か部屋替えしてくれないかな…
こうして、俺の平穏な日常は崩れ去る。
後に
更なる混乱・恐怖がもたらされる事を
その時の俺たちは、想像も出来なかった。
できるはずねぇ!!