無
□飴玉
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飴玉
真琴「うまー…!」
王様「何を食べているんだ?」
真琴「何って飴だよ。アンタも食べるか?」
コロンと飴を手のひらに数個出して、こちらに向ける。
王様「真琴は何の飴を舐めているんだ?」
真琴「俺のはピーチ」
王様「同じのをよこせ」
真琴「ピーチはこれで終わりなんだ」
ごめんな、といいながら舌を出して飴玉を見せる真琴。
赤い舌に粘液まみれの飴玉が厭らしく見えた。
思わずゴクリと喉が鳴った。
あの舌に絡んで、舌が痺れるほど味わいたい。
混乱するだろうか、赤面するだろうか、どちらにしても可愛く乱れるだろう。
そんな私の考えを知らない真琴は別の飴玉の名前を言う。
真琴「ほかにはコーヒーとかキャラメルとか…」
王様「それがいい」
真琴「キャラメルか…っふ…ぅんん!?」
後の言葉が告げぬように深く口付けた。
混乱する真琴…けれど、快楽も混じった様な表情。
予想外の可愛い乱れ姿は私を興奮させる材料にしかならなかった。
コロコロ、真琴の口内にあった飴玉。
桃の味。
けれど、どんな飴より真琴の口内が一番甘く感じるのはなぜだろうか。
真琴「んぅ…ふぁ…んちゅ…」
息苦しそうに呼吸する真琴が、逃げようと腰を引いたので少し力を込めて逃げられないようにした。
少しだけ大きかった飴玉は、段々と小さくなって、溶けてなくなる頃には既に違う行為に没頭中。
生理的な苦しさか、涙でぐちゃぐちゃになった真琴の顔。
また愛しさが増してこれから先の行為を進めるために真琴のYシャツに手をかけた。