話
□Happy Birth Day
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++ 10.10 Happy Birth Day ++
「ブフッ変な寝顔ネ」
マヌケな顔をして寝ている銀時を面白そうに見つめる神楽。
「起きたら厄介だからやめて神楽ちゃん!」
「つまんないアル・・まぁ今日は特別な日だからやめといてやるヨ」
ぶつぶつ言いながらも素直に襖を閉める。
机の上に小さなメモ。
準備は万端だ。
「ほら、早く行くよ」
「定春は置いていってもいいアルか?」
「餌は入れてあるから寝かせといてあげて」
物音を立てないように気をつけて
万事屋から2つの影が出て行ったのは
まだ太陽も出ていない早朝のこと。