堕々文

□愛のカタチ
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「今更恥ずかしがる事なか」
また前を向いて握る力を強める。
「ふぅ………仁王」
「なん………っ」
……やられた。
振り向いた瞬間にキスするなんて………。
「どうした。顔が赤いぞ?」
「っ///卑怯じゃ!」
真田を睨みつける。
「………行くぞ」
「ちょっ……真田!?」
俺の手を握り歩く。
そうじゃ…。
「真田!」
「む?」
「愛しとう!」
「なっ///」
……やっぱ恥ずかしいけ…。
今の俺は間違いなく、真っ赤だろう。
それを真田に見られとうなくて繋いだ手を離し走り出した。
「仁王!」
慌てて真田が追ってくる。
それさえも愛しい。
本気で真田の事好きなんだって思った。
「仁王!」
「!?」
気付くと真田の声が直ぐ後ろで聞こえた。
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