堕々文

□愛のカタチ
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「真田〜」なんとなく真田を呼んでみた。
「何だ?」
わかってるくせに、それでも律儀に返事を返す。
「呼んでみただけじゃ♪」
それが、とても愛しい。
「全く。暫く待てんのか?」
「待てん」
「…………」
かなり呆れとるけぇ…。
仕方ないじゃろ……暇なんじゃ。
「…………」
部誌を書いてる真田の前に座り、真田を眺める。
相変わらずの達筆じゃ。
「……………」
真田を眺めている内に気付けば机に突っ伏して寝てしまった。



「ん………」
ふと頭を撫でられてる感じがして段々とはっきりしてくる。
「起きたか」
「………さ…なだ…?」
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