短編・中編置き場

□手紙
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先輩……。

今の俺の傍にアノ人は居ない。
『夢』のために少し遠くへ行った……。




『おーい、あたしが居ないからって泣くなよ?』
『な〜に言ってんスか。アンタが帰ってくる頃にゃ俺はすっげー格好良く大人になってますからせいぜい釣り合うようになって帰ってきてみせてよ』





……バカみてぇ。

あんな憎まれ口叩いといて先輩……。アンタがひどく……恋しくてたまら、ない。






『おいバカ也、あんたのキッタない字でガマンするから手紙……書いて、ね?』




俺は何の飾り気もない紙を油性のボールペンでなぞっていった……。





……ねえ、元気?



仮に泣いたとしても滲まないから……。
そんな保険かけてる俺を笑わないで……ね?



















…お手紙を書く、切ない気持ちな赤也くんを急に描きたくなり。

強がりなコに、胸を焦がすくらい想われてみたいものです…。ありがとうございました。


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