痴漢日記〜学生編〜
□No.2新池 強
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〈7日目〉
「おはよう…ございます」
期待なのか、不安なのか、強の声は僅かに震えている。
「自分で準備してごらん」
耳元で囁いてやると、強は小さく頷き下着ごとズボンを下ろした。
ぷるんと飛び出したペニスは半ば勃起しご丁寧にゴムを被っている。
「ん、チュ……っん……」
強は二本の指に自らの唾液を絡め、それを後孔へ触れ、ためらいなく突きたてた。
「…りゅ…様ぁっ…あぁ…いつもより、感じますっ…龍様のも…」
そして、自らの後孔を嬲りながら、片手で器用に俺のペニスを取り出すと、跪き、口淫を施し始める。
「…りゅ…ひゃまぁ…ぁむ、んく…凄い、硬い…勃起チンポ……入れ…もぅ、入れれぇ…」
しばらくして、俺のペニスが完全に勃起すると、強は立ち上がり、扉に手をつき、クイッとお尻だけを突き出してきた。
孔の縁を撫でてやると、物欲しそうに開閉を繰り返す。
「肛門がパクパクして……なんていやらしいコだ…」
「…あひぃ…すいませ……龍様を戴けると思うと、僕のお尻…いつもより感じて……あぁ、ふぅっ…龍様が撫でて………あぁっ…あっ…駄目、僕……撫でられて、イくぅ…っ…」
尻肉を撫で擦っただけで、強は小さな絶頂を迎えたようだ。
ピクンピクンと筋肉が痙攣を繰り返す。
「はぁ、…あぁ、お願いします……もっと…もっ…ひんっ、んんっ…入っ……凄いぃっ…」
ズブリと入り込んだ強の内壁は、熱くうねっていた。
搾り取るような内壁の動きは名器と言っていいだろう。
これは、相当な掘り出し物だったようだ。
電車の揺れに合わせ、俺は激しく腰を突きたて始めた。
「あっ…ひっ…イ、イっ…あぁ…あぁっ…凄い…こんなっ…駄目です…イくっ…凄いぃ…イくぅっ…龍さまぁ…はぁ…ぁんんっ!!」
ゴムの中にたっぷりと精液が溜まっていく。
同時に後孔が激しく収斂(しゅうれん)し、精子をねだってくる。
「中にたっぷり出してあげよう」
「はい…あぁっ…龍様の…熱いの…あぁっ…またぁ…またイきますぅっ…ぁひ、あぁ…ぁんんっっ!!」
最奥に精液をぶちまけてやる。
途端に強の内壁がキツく締まり、再びの絶頂を迎えたようだった。
「ヨかったよ」
「ぁ…はい…ありがとう…ございます。あの……また、お願いします」
ノロノロと身仕度を整えながら強は小さく呟く。
「イイコにしていたらな」
俺の答えに微かに笑うと、強は中指で眼鏡を押し上げ、優等生の顔へと戻っていった。
その姿は先程までよがり狂っていた様子などまるで感じさせない。
イイコ=優等生
なんて式が強の中で出来上がっているのだろう。
けれど、その裏には貪欲な性欲と従順に尽くす悦びが隠れている。
面白い獲物を手にした悦びに、俺はしばし浸っていた。