痴漢日記〜学生編〜

□No.2新池 強
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〈after...〉
強は完全に俺の手に堕ちた。
ひたすらに従順な奴隷と化している。

三山高校の生徒に関しての情報は奏平を頼るよりはかなり有益な存在だ。

強からは毎日の様にメールがくる。
いつからか、己の痴態を俺に報告するようになったのだ。

『今日は帰りのホームルーム中に成績表が返却されました。僕は自分のを受け取った後、席につき、自慰を行いました。ゴムを被せたペニスを扱き上げ、皆が居る教室で射精をしました。凄く気持ち良かったです。』

うっとりと携帯を弄る強の姿が目に浮かぶ。
いつもは特に返信などはしないのだが、今日は雨で客足も悪く、暇だった為、俺は店の隅で携帯を本格的に弄り始めた。

『イヤラシイコだ。次は教師を誘惑してごらん。上手く出来れば、久々に電車で挿入してあげよう』


きっと、戸惑いながらも強は命令を忠実にこなすだろう。

ほくそ笑みながら、俺は携帯を閉じた。
閉店間際に駆け込む客もおらず、比較的早めの帰宅をした俺は、電車の中で取り出した携帯にメールの着信を見つけた。

強からだ。

『放課後、日誌を取りに来た担任とセックスしました。中で何度も射精されて、凄く気持ち悪かった…けど、僕も何度もイってしまって……あぁ、龍様の、龍様のが欲しいです。』

読み終えた時、ちょうど三山駅に着いた。

ホームには強が立っていた。

きっと偶然ではないだろう。
強は、何本もの電車を見送っていたに違いない。

俺を目にした途端に見せた安堵にも似た表情がそれを物語っていた。

「汚されて、感じたんだろう?」

乗り込んできた強の耳元で囁いてやると、肩が面白いぐらいに跳ねる。

「龍、様っ…お願いします…入れて……お尻、龍様ので…犯して下さい」

「そうだな、きちんと出来たコにはご褒美をあげないとな」

尻肉を揉むと強の顔が期待に紅潮する。

「あぁ…あっ…出るぅ…汚い精液……漏れるぅっ……」

言葉通り、強のズボンの後ろにじわりと染みが広がっていく。

しかし、裏腹に顔は快感を得ていた。
生粋のマゾヒストだな、これは。
ならば、俺はサディストか。

「間違いではないな……ほら、入れてやる。自分で尻肉を開いてねだるんだ」

強は慌てたようにズボンをずりさげると自分で後孔をさらけ出す。
俺は既に濡れそぼっていたソコへ、己のペニスを捩じ込んだ。

「あっ…ひぃぃんっ……イイっ…あぁ…あぁーっ……」

最奥まで一気に突き入れると、途端に強が爆ぜてしまった。
扉のガラスをドロリとした白濁が伝い落ちて行く。
ガラスに映る白濁越しの表情は現実を認識してはいないようだ。

「汚し過ぎだ、強。舐めて綺麗にするんだ」

「はい…ぁふ…んっ……」

それでも、俺の声は認識しているんだろう、ガラスに飛び散った自らの精液を強は舐め取り始めた。

ペチャペチャとガラスを舐めながら交合を続ける俺たちを乗客は奇異なまなざしで見てくる。そして、関わり合いを避けたいと、素知らぬ顔に戻っていく。

開放された密室空間。

ゾクゾクと俺の背中を快感が駆け上がる。

自然と腰の動きが早く、激しくなる。
「あぁっ…んっ、ひぁ…あぁんっ……イく、またイっ…あひぃっ……」

少しだけ押し殺した強のヨガリ声。

無機質な電車の軋む音。

そして、グチュグチュと漏れる淫靡な水音。

非現実的なこの一時の空間が、俺が痴漢者を続ける大いなる魅力的要素だ。


「出してやる。強、全部受け取るんだ……」

「あっ…あぁっ…熱い、奥……奥が…あぁっ…イイっ…イっ…イくぅっ……」

心地良い倒錯的世界に浸りながら、搾り取るような強の内壁に逆らわず、俺は白濁を流し込んだのだった…………。




END。
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