痴漢日記〜学生編〜
□No.4椿 忍
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〈5日目・龍〉
今日も大地と風馬には忍と同じ電車に乗るよう伝えてある。
今日は早々に忍の近くへと陣取っている俺の目に、昨日よりも数段疲れた表情の彼が映る。
良い顔だ。
俺が密やかに堪能していると、その顔が微妙に緊張で強張る。
2人が電車に乗ってきたのに気付いたからだろう。
「おはよー、忍ちゃん」
「おはようございます、椿先生」
「あぁ…おはよう。今日も早い……なっ!?…ちょ…何…」
挨拶もそこそこに忍の両脇に2人が張り付いた。
そして、昨日と同じように、左右の腿に股間を擦りつけ始める。
昨日と違うのは、それが満員電車の偶然でなく、意図的な行為だと忍に分からせている所だ。
「……大地、風馬…やめ……こんな…」
まさか教え子を痴漢だとも言えず、僅かに身を捩りながら、掠れた声で静止させようとしていた忍だが、そんなぬるい抵抗は2人の妨げにならない。
2人には指令を課してある。
2人はそれを完遂しようと懸命だ。
もう、逃げられないんだよ…忍ちゃん。
喉の奥で、低く笑いながら、俺は3人を見続けた。
「…ん…忍ちゃん…気持ち良くなって…」
「僕たちが、イかせてあげるね」
目配せをすると、大地と風馬は忍のジャージのウエストに手を掛けた。
そして、そのまま下着ごとズボンを膝の辺りまでずりさげてしまう。
「えっ…な…ぁ……っ!?」
驚きに固まる忍だが、2人の行為はその間も進んでいく。
自らも、ペニスを取り出し、今度は直に太腿に擦りつけながら、忍のペニスや尻を撫で回し始める。
「…あぁ…やめ……こんな…あぁ……」
「…ふふっ…先生の硬くなった…タマタマもピクンピクンってなってるよ?」
「はぁっ…本当だ。透明の出て…忍ちゃん…すっげぇやらしい匂いしてる…イくの?…もう、イっちゃう?」
風馬が二つのタマを揉み、大地が先端の窪みを爪の先で弄る。
忍は自分の手のひらで口を覆い、快感の喘ぎを堪えるのに懸命だ。
腰も前後にいやらしく揺れていた。
「…ふぅ…ぐ…いぅ…いくぅ…ん、んっ…んっ…」
間も無くして、忍に絶頂が訪れた。
不自然に身体が跳ね上がり、大地の手のひらが精液で濡れていく。
ソレを確認して、2人が俺を伺ってくる。
「これで、良かった?」
尋ねる2人に俺は悠然と頷いた。