痴漢日記〜学生編〜

□No.2新池 強
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〈2日目・am〉
今日も、強は参考書片手に電車に乗ってきた。
そして、その後ろをちょっと挙動不審な奏平が着いて来る。

自分で調べた次の獲物を見つけて動揺しているのが手にとるように伝わってくる。
本当に分かり易いヤツだ…。

「なんで、新池さんが居るんだよっ」

俺を見つけ、耳の側でコソコソと文句を垂れてくる。

しょうがないだろう。
あくまで今俺が狙っているのは、既に手中に居る奏平ではなく、何も知らずに勉学に勤しむコイツなんだから。

いつもならこんな小言のやり取りも楽しむ所だが、今日は時間がない。
奏平はまだ耳元で小声で抗議していたが、無視して体をまさぐり始めた。

「…ぁっ…っ…待っ……やぁ……んっ…」

筋肉質な尻肉を揉むと、途端に奏平から力が抜ける。
ズボンの前は見る間に勃ち上がり、俺の太腿に擦り付けられ始めた。

「入れて欲しいんだろう?自分で脱いで準備するんだ」

「…あぁ…っ、んっ……分かっ……」

快感に蕩けた奏平が、俺の言うままズボンを太腿まで下げ後ろを向くのを見届け、俺は強の肩に軽く触れた。

「あぁ、すまない」

「いえ、こちらこ…っ!」

強の声が途中で裏返る。
チラリと視線をくべた瞬間……見てしまったのだ。
俺のペニスが、奏平のアナルへ入り込む様子を。

「…ぃんっ、はぁ…イイっ…よぉ……」

小さく喘ぐ奏平が嫌がっていない事にも気付いたのだろう。
目を真ん丸に見開き、何事かと凝視している。

「……あぁ、ぁんっ…ぁふ……イ、くぅ…」

「……っ、き、君たち…」

強の手の参考書に皺が寄る。
ゴクリと唾を飲み込む強の股間へ、俺は手を伸ばした。

「…ぁっ……!!」

そこは勃ち上がっていた。
けれど、自覚してはなかったんだろう、強がうろたえる。

そんな彼のペニスをズボンの上から揉んでやれば、強はますます参考書に皺を作り、前屈みになってくる。

「……は、はっ…何、コレ…っ、頭…真っ白に……」

自慰の経験すらあまりないのだろう。
強は服の上からでも、大きな快感を得ているようだ。

俺は口元に笑みを浮かべた。

そうだ…その勉強漬けの脳みそを快楽で支配してやる。

ソレしか考えられないぐらいに…な。

「奏平、強にしがみつくんだ」

「…ふぇ?…ぁん…うん…新池先輩ぃ………」

扉に張り付いていた奏平が強の胸に縋りつく。
「き、君っ……駄目だ…こんなっ……」

「…ぁふ…でも、お尻の中、ヨくて……先輩の硬いのも、おチンチンにあたって……も、止まらないよぉ…っ…」

「ぁっ…は…はぁっ…お尻に、そんな大きな……そんなに、イイ……のか?」

奏平に積極的にペニスを刺激され、強の目が蕩けてゆく。
興味深げに奏平の後孔に出入りするペニスに指を這わしてくる。

「こんなに熱いの……お尻に…凄い…」

「…ぁひ、イイ……奥、イイ…イく、イくぅっ……っ!!」

ビクンと奏平の体がしなり、絶頂を迎える。

「は、あぁっ…アソコに精液が、ぁっ…あぁっ…熱い…こんなっ……初めてだ……ぁうっ!!」

直後、股間に吐精された強も、体を震わせ極まったようだ。
中から外から自分が精液にまみれている事など構わず、余韻に浸り、ゆるゆると奏平に股間を擦り付けている。

「奏平、中に…出す、ぞっ」

「…んっ、お願い……奥、ビュビュって……ぁふ……またぁ、イっ…ひぃぃんっ!!」

最奥に注ぎ込んでやると、奏平は再度、強の股間へ白濁を噴く。


まるで恋人同士のように抱き合う二人が互いの現実を認識した頃、電車がホームへ着いたのだった。
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