NOVEL

□☆血盟城にて…☆
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「ったく…ユーリはどこに行ったんだ。」

いつものように、血盟城の有利の部屋で寝ていたのだが、起きてみるとあいつの姿はなかった。
「…また、ウェラー卿と『とれぇにんぐ』とか言うものをしに行ったのか…。あの尻軽め!僕という婚約者がいながら、他の男と…。しかも、2人きりで出かけるというのはどういうことだ!!だからあいつは、へなちょこで尻軽だと言うんだ」

あいつがこちらにやってきたとき、僕は母上や兄上が見ている前で辱めを受けた。
よりにもよって、有利は僕の頬を平手で殴り求婚してきたのだ。
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