NOVEL
□★後悔★
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――僕は罪を犯した。
大切な友人を傷つけて…。
――ピンポーン
太陽も真上に見える頃、チャイムを鳴らし玄関の前で彼を待った。
季節はまだ春だというのに、太陽はジリジリと地を照らしている。
「はいはーい。あっ、村田、おはよ〜」
もう昼過ぎだというのに、このあいさつはないだろう。
内心そう思ったが、あえて口には出さなかった。
「おはよー、渋谷。相変わらず元気だねぇ。」
少し皮肉をもらすも、すぐに本題に入る。
「…相談があって僕を呼んだんだろ?」
今日僕を呼んだのは、僕にしか相談出来ない事らしい。