NOVEL

□★後悔★
1ページ/19ページ

――僕は罪を犯した。


大切な友人を傷つけて…。



――ピンポーン


太陽も真上に見える頃、チャイムを鳴らし玄関の前で彼を待った。

季節はまだ春だというのに、太陽はジリジリと地を照らしている。


「はいはーい。あっ、村田、おはよ〜」
もう昼過ぎだというのに、このあいさつはないだろう。
内心そう思ったが、あえて口には出さなかった。


「おはよー、渋谷。相変わらず元気だねぇ。」
少し皮肉をもらすも、すぐに本題に入る。

「…相談があって僕を呼んだんだろ?」
今日僕を呼んだのは、僕にしか相談出来ない事らしい。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ