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□ある夏の暑い日に
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つい、数時間前までは昨日と変わらぬ涼しいリビングに居た。
そう、数時間前までは。



『キラ』

『なに?』


読んでいた雑誌から目を外し隣に座っているラクスを見る。
彼女は呼んだキラを見てはおらず視線は天井近くに向けられている。
キラも追うように視線の先を見つめた。
先にはお世話になりっぱなしのクーラー。


『クーラーが…』

『ぁ、…えぇ!?……ウソ』


おかしな音がしていたクーラーは二人が見つめる中、静かに停止した。

その後、直ぐにメーカーに電話をしたが生憎休みらしく早くても明日の朝にならないと来られない。



という訳で、キラとラクスはこの暑い夏に地獄を味あわなくいけなくなった。




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