01
□星の時間
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無重力の空間の中…
キラはエターナルの廊下を進んでいた。
行き先はMSデッキ。
目的はフリーダムの整備のため。
「…あれ?」
キラが目にしたのはフリーダムを見上げながら宙に身をまかせている少女の姿。
鮮やかなピンク色の髪が綺麗に流れている。
「ラクス?」
「あら、キラ」
キラに気づいたラクスは嬉しそうに微笑んだ。
キラは慌てて側に寄ると今にもバランスを崩しそうなラクスの腰を抱く。
「こんなとこで何してたの?」
「フリーダムに…」
ラクスはキラの肩に手を置くと
「…乗りたいな、と思いまして」
…………?
キラにはよく意味が分からない。