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□CONNECTS
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「キラっ!お待たせしました」
「ううん。じゃ、行こうっか!」
「はいっ」
差し出されたキラの手を取って、二人は家を出た。
鍵をかけた事を仲良く確認して、微笑み合う。
今日は久しぶりのデート。
買い物などは二人で行く事はあったが今日行くのはちゃんとした所だ。
「カガリさんには本当に感謝しなくてはいけませんね」
「うん。まさかこんな物くれるなんてね」
そう言いながらポケットから取り出したのは二枚の紙。
細長く切り取れるようになっている。
そして、“大人”という文字。
それは、遊園地のチケット。